8/9 5時過ぎに汗だくになりながら起床。
健康ランドの仮眠室、人が少ない早めの時間に寝たので寝入りは快適だったのだけど、
夜も更け人が増えると次第に室内温度&湿度があがっていったようで、起きたときにはかなり蒸していた・・・。
で、6時過ぎに出発。
天気はどんより曇り、そして肌寒い。
でも走り始めるとちょうどいいくらい。

本日最初の目的地は十和田湖。
R454を走り、八戸から五戸へ。
そして新郷村へとずんずん西進していく。

新郷村ののどかな道を走っていると「キリストの墓」なる案内板を発見。
そういや小学生の頃にミステリー特集とかで読んだことあるなあ、と思い出す。
というわけで、さっそく観光(というか墓参り?)。

これがそうらしい。
R454沿いにあったので迷うことなくたどり着けた。
キリストさんの墓のほかにもうひとつ弟さんイスキリさんの墓もあった。
そして少し離れたところには見慣れた日本のお墓もあった。
うーん・・・キリストはゴルゴダの丘で死んだんじゃないんかい?と思ったが、
弟を身代わりにして日本に渡ったとのこと。さすがキリストさん。
そして、この地域の戸来(へらい)という地名はヘブライに由来しているだとか、
これをキリストの墓だとする色々なこじつけ・・・いや、根拠があるらしい。
とりあえずジャパニーズスタイルで拝んで、再び走り出す。

ここまでわずかに上り基調だったのだけど、ここから先は坂道が坂道らしくなってくる。
道の駅「しんごう」のあたりまで上ったあとちょっとした下りがあり、
そこを過ぎるとしばらく五戸川沿いにダラダラと上りが続く。
朝早いためか車通りもほとんどなく、セミの声を聴きながらのんびり走っていく。
ここで聞こえたセミの声は、東京でよく聞くミンミンゼミの暑苦しいそれではなく、
エゾゼミの低い声でちょっとだけ涼しげに聴こえる。

迷ヶ平で名の通り傾斜が無くなって、秋田県へ突入。青森県に続いて秋田県も人生初(のはず)。

ところどころ「警笛鳴らせ」の標識があったので、律儀にベルを鳴らしてみる。
法律上は鳴らさなきゃいけないんだけど、鳴らしている車を見たことが無い。

再び青森県。
十和田湖へ向かう道ではここがピーク(標高685m)。
ここから十和田湖まではずっと下りだ。

涼しげな(実際涼しい)緑のトンネルの中を快適に下って十和田湖へ向かう。
下りきってやっと十和田湖が見えたが、
湖面近くの高さから十和田湖を見ても十和田湖の美しさは分からないだろう。
というわけで、見晴らしがよいであろう場所へ向かう。

東湖と中湖を隔てる御倉半島を走る。
ここもまた緑のトンネルで見た目は涼しげなのだけど、
ここの坂がけっこうきつくて汗をダラダラと路面に落としながら上る。
この御倉半島を迂回するバイパスもあったので、そっちを通ればよかったかな?と後悔しかけたけど

瞰湖台からの景色を見たら、すべてが吹っ飛んだ。
あまりにいい景色なので20分ほど休憩。
天気もよくなってきたし、この雄大な景観の中で昼寝したいけど
まだまだ先は長いからそろそろ行かなきゃ行けないよなあ
などとグダグダと考えながら自転車のところへ戻ると
「ブルベやっている方ですか?」
と、車で来ている観光客から声を掛けられた。
あれ?ブルベって世間一般に認知されるまでに知名度あがってたの?と思ったが
話を聞けばこの人もブルベをやっていて(しかも今年の北海道1200kmを走っている猛者)
ハブにマウントしたライトやGPSの装備ですぐに分かったらしい。
思わぬところで自転車話ができた。
さて、再び走行。

十和田湖畔を時計回りに進んでいく。
ちょっとしたアップダウンがあり、路面も若干荒れ気味だけど、車はさして多くなく快適走行が続く。
が、八戸から約80km。ここまで水分以外の補給をしてなかったので、いい加減腹が減ってきた。
しかし、気付けば湖の西側まで来ているため、休憩ポイントが少ない。
手持ちの補給食は心もとないし、この先また上りがあるのに・・・
と危機感を覚えたところにちょうどよく食堂を発見。迷わずなだれ込む。

秋田と言えば比内地鶏。というわけで親子丼を注文。
・・・いつのまにかまた秋田県に入っていたみたい。
すごく腹が減っていたので何を食べてもうまかったんだろうけど、うまかった。
帰り際、食堂のおばちゃんが「天気悪くなるから気をつけてね」と気遣ってくれた。
でも、天気いいし心配ないさ?、と外に出てみると、

・・・あれ?さっきまでの日差しは?
てかほんとに雨降りそうw
つづく。
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