17時、善光寺前を出発。
明日から善光寺の御開帳らしいが、明日の朝には宇都宮に居なくてはいけないのだ。
PC3が設定されている千曲のコンビニまで、20kmほど雨の中を走る。
が、夕方ということもあってか渋滞中。
グレーチングなどにすくわれないように気をつけて路肩を走る。
ずっと赤miniさんの後ろに付いて走っていたけど、しばらくすると口の中が砂だらけに。
泥除け装備の赤miniさんの後ろでこれなのだから、僕の後ろはこれよりひどいのだろう。
で、1時間も掛からずにPC3に到着。
気づいてみれば完全に濡れ鼠。
靴下やら手袋やらビチョビチョに。
雑巾絞りしてみたら、ボジョボジョボジョと水が滴り落ちた。
抜群の保水力だな・・・。
今更な感じはするけど、ここでカッパ上下を購入。
これから夜になってさらに悲惨になることも考えられるため、いい判断だろう。
ついでに、靴下の上に買い物袋をかぶせて、多少は快適に。
ちなみに、Kさんはロング丈のカッパ上を購入。ぼくもこっちでよかったかも。
18時、暮れゆく中を出発。
といっても厚い雨雲のおかげで既に十分薄暗かったのだけど。
ここから軽井沢まで、ゆるやかに登っていく。
しばらく雨の中を萎え萎えの気持ちで走っていたが、
体が温まりだしたころには雨も次第に弱まり、
体が熱くなってきた頃には完全に止んでいた。
しかし、それと同時にちょっとペースがきつく感じてくる。
前を走る赤miniさんに泣きを入れようと思っていたら、
30kmほど走ったところでトイレ休憩になった。
カッパを脱ぎ、コンビニの洗面所で泥だらけの顔を洗い、
体を冷やすためにアイスを食べて、
赤miniさんに「このままのペースだと最後まで持たないです・・・」と伝える。
空を見上げればお月様が見えていた。
再出発し、少しペースを落てもらって走る。
が、徐々に勾配がきつめに。
軽井沢は標高1000m程度なので、
時折GPSで高度を確かめては、心の中で標高カウントダウンしながら登っていく。
これが最後の上りだと思えば多少は気が楽だ。
標高1000mをちょっと越えたところから、念願の下り。
大きい水溜りに突っ込んだりしながらも、飛ばしていく。
そして群馬県に入ると同時に、碓氷峠の下り。
これでもうゴールしたも同然。
碓氷峠を下ったら、愛しの関東平野。
ここで、ぼくとKさんは防寒のためにカッパを着込む。
そして、まだ21時だというのに人気の無い真っ暗闇な峠を下り始める。
(時間で言うとここが折り返し地点だったんだね)
碓氷峠は一度走りに来たことがあり、道路状況はだいたい分かる。
が、雨上がりの荒れた路面を下るのは怖い。
カーブでブレーキングするたびに握力が失われていく・・・。
狸?が目の前を横切ったり霧に覆われたりしながらも
皆無事に降りきったところでPC4に到着。
下りで体が冷えてしまったので、みんなカップ麺を食べた。
暗闇に、みんなの白い息とカップ麺の湯気が、立ち上っては消えてゆく。
しかし、山を降りたというのに寒い。軽井沢より寒い気がする。
僕はここでシューズ内にカイロを仕込み、
ビチョビチョの手袋に見切りをつけて、軍手とゴム手袋を購入。
保温と風防を考えての組み合わせだ。
そして、走り出す準備ができたときには、
ビニールカッパの上に反射ベストを羽織り、
手にはゴム手袋、靴からは買い物袋がはみ出ているという、
職質を受けたら漏れなくタダで一泊できるような謎な格好に。
記念に写真撮ってもらえばよかったw
ここまで230kmを走り、残りは150kmも無い。
22時、2時間くらいの貯金を抱えて夜の関東平野を走り出す。
つ・づ・く
(妙高以降、ゴールするまで写真を一枚も撮ってないwww)
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