4/11 10時過ぎ、前日の雨もすっかり上がり路面も乾いていたので、常陸太田市の実家へ向かって出発。
いつもなら江戸川CRを使ってR6にぶつかったらひたすらR6で北上するのだけど、今日はゆっくり安全に行こうと思い、千葉街道から木下街道で茨城県まで行こうと企てた。

利根川に架かる栄橋を渡って茨城県へ。
このまままっすぐ土浦まで行ってもよかったんだけど、左に曲がると小貝川CRがあるのでそちらへ。
龍ヶ崎でR6にぶつかってしまうが、千葉は抜けたからいいだろう。

小貝川CRは人もまばらで走りやすかった。
しばらくして牛久沼に出る。

ここからはR6で水戸までいくつもり。

牛久沼を少し過ぎたところ。なんでこんなところを撮ったんだろう・・・この先で事故は起きたのだ。
12時過ぎ。
お腹が空いてきたので牛久のマックまで昼食を取ろう、と考えながら走る。
すると、牛久の駅前の手前あたりで、車と車の切れ目からいきなり目の前に、対向車線から右折してきた軽トラックが現れる。
慌ててブレーキを掛ける。が、止まりきれなず軽トラックの荷台に激突。
ハンドルから手を離しちゃいけないんだよなあ、と考えながら地面に着地。というか倒れた。
後でGPSのログを見てみると、このとき僕は24km/hで走っていた様子。
後で警察から電話があり「現場にブレーキ痕があったんですけど、30km/h以上出してました?」と訊かれたが、そんなに飛ばしちゃいない。
相手が車から降りてきてすぐに言い訳してきのにカチンときながら、自分で立ち上がりボトルを拾いチェーンが外れた自転車を道路わきに移動させる。
が、前輪が回らない・・・。「こりゃリムが振れたな。代わりのホイール買わなきゃいかんな。」とつぶやく。
地べたに座り込み、顔に手をやると・・・痛い。手袋にうっすら血が付いたので顔もぶつけたらしい。そういや倒れたとき地面とキスしてたっけ。
そして、手袋を脱ぐ。右手の手袋がうまく脱げない・・・右手甲がこんもり腫れていた・・・見なきゃよかった・・・。
その昔、当て逃げされたことがあるので、今回はしっかり救急車と警察を呼んでもらう。
ほどなくして救急車が到着し、救急隊員に痛いところを訊かれて体を動かして痛いところを探してたら、動かさないで、とたしなめられた。
首を固定され、ストレッチャーに乗せられる。じわじわと右腕に痛みが。
そして、「貴重品はありませんか?」と訊かれる。
「自転車」と言いそうになった。けど、GPSも貴重品だし、トップチューブのバッグの中にカギやカメラもあるし、ということでやっぱり自転車だよなあ。「全部貴重品です」ということで近所の人に預かってもらうことに。
あ、そうだ、財布あったっけ?と背中のポケットにやると、無い。付近を捜してもらったけど見つからない。しょうがなく諦める。あー、今日は3万円も入れてたのに・・・。
そして、人生初の救急車で病院へ搬送される。外に響くサイレンの音になぜかワクワクしてしまう。
病院に着き、簡単な診察を受ける。自分の顔をまだ見ていないけど、結構擦ってしまっているらしい。
その後、レントゲンを取るべくジャージを脱ぐ。すると胸ポケットになにか入ってる。あっ・・・財布だ。もしかしてまだ現地で探してくれてるのかしら?と申し訳ない気持ちになる。だってー気が動転してたんだもん・・・。
で、看護婦さんに囲まれて消毒されたりしながら雑談。骨は折れてないらしく、一安心。
ここの病院の先生たちで自転車チームを作って筑波の耐久レースとか出ているらしい。
「明日大会があるんですよね・・・」と言ったら「この怪我じゃ明日は大変ね」って言われた。えっ?行けるの?いや、行きたいけどさあ普通は「無理はしないように」とか言うんじゃないの?
しかも、「手が痛かったらブレーキ掛けなければいいじゃない」って・・・。
治療後、父親の迎えを待つ。
その少し前に事故相手が見舞いに来てくれた。なんとなく話しづらい。大丈夫だと思われるのも癪だし。
自転車は持ってきてくれたらしく、前輪をパンクしてるだけで他は大丈夫とのこと。素人がなんで大丈夫だと分かるんだ?とまたカチンとくる。
父親が到着して、自転車を積み替える際に改めて自転車を見る。
STIは傷だらけだし、ぶつかった衝撃で大きく内側に向いちゃってるじゃん・・・。ホイールは思ったほどじゃないけどやっぱ少し振れてる。
はぁ・・・直すのめんどくせえ・・・。出先じゃ携帯工具しかないし。
というわけで、実家に到着後、修理。
パンク箇所を見たら、見事なまでのスネークバイト。8気圧でも勢いよくぶつかればリム打ちするんだね・・・。
今回は換えのチューブを二本持ってきているので潔く交換。
タイヤ自体に傷は無かったけど、後輪はパニックブレーキで変に減ってしまっていた。換えたばかりなのに・・・・。
そして、リムの触れをブレーキシューにあたらない程度にとる。けど、スポークテンションが崩れるからあくまでも暫定処置。それにしてもシマノの安ホイールは頑丈だなあ。軽量ホイールだったらアウトだろうなあ。
STIの位置も元に戻して、チェーンも掛けなおす。そして近所を少し走ってみる。
とりあえず明日はこれで行けそう。

ヘルメットのへこみ具合を見て、改めてヘルメットの重要性を知った。
ヘルメットが無かったらと思うとちょっと怖い。
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