5/5 お昼過ぎ、柏崎刈谷原発から離脱。
北陸の海沿いを走り続けて4日目。そして最終日。
ゴールの新潟市まではあと70~80km程度だし、海沿いなのでなので時間に余裕はある。

ということで、予定してたルートを外れて、目に止まった林道とかをまったりと走ってみる。
が、GPSの地図に乗っていない道があったりして迷いそうになってしまう。
でもなんとか無事に集落のある道に抜けられた。

原子力災害時集合場所だってさ。
原発から2kmくらいの場所なんだけど・・・。

ちょっと内陸側に来てしまったので、小さい山を越えて海に戻る。
この辺りの県道は道がいいのに車が少なくて走り易いことこの上なし。

で、海沿いの国道402号をひたすらに北上。
この道はほぼ平坦で交通量は少なくトラックは皆無の快走路。
しかし、寺泊を過ぎたあたりから様子が変わってくる。



越後七浦シーサイドラインと呼ばれる区間。
景色はいい。
が、交通量が増え、トンネルだらけで、ちょっとよろしくない。
しかも、幅員に余裕が無いのにセンターライン上にポールが並んでいるところもあって
自転車を抜きあぐねている何台もの自動車を従えて、景色を楽しむ余裕がない・・・。
そして、日本海間瀬サーキットを過ぎた辺りで
なぜか海岸線から大きくそれて、
ややキツめの坂を登らされたあとトンネルを2つも潜る謎の山岳区間が出現する。
地図で見ると、まるで何かを避けるように道路を引かれたようにみえるが
調べてみると、やはり「何か」を避けるために引かれた道路だった。
「何か」とはずばり原発。
原発建設予定地となり、それに合わせて現在の道路が引かれたものの
建設反対運動により原発が建つことはなくなったため
今となっては不自然に迂回した道路だけが残ってしまった。
この原発迂回区間のトンネル内であわや接触事故に遭遇。
トンネル内で何台も連なる自動車に抜かれたのだけど
そのうちの一台がどうも自分に気づいてなかったらしく
自転車のハンドルを持つ僕の右腕を車のミラーがかすめていった。
原発ってのは建っても建たなくても迷惑なシロモノなのだな・・・。
そんな越後七浦シーサイドラインをなんとか走り抜けたら

ゴール間近、最後の最後で砂地獄。
路肩の砂溜まりはもはや砂浜状態。
間違えて砂溜まりに突っ込めばもれなくハンドルを取られて落車できる。
風の強い日は洒落にならなそう・・・。
で、17時過ぎに新潟市街に到着。
日本海に沈む夕日を見るにはちょっと早いので、マックでコーヒーをすすって時間をつぶす。

新潟で日本海に沈む夕日を見るなら日本海タワーだろう。
という勝手な思い込みで日本海タワーに来てみたが、なんと閉まっている。
17時で閉まるのねorz
・・・と落胆してるうちにどんどん空が暗くなっていく。
陽が沈むまでに夕日スポットを探さねば!
GPSとにらめっこして、ここだ!と決めた場所へスプリント。

なんとか間に合って、
北陸の旅無事完走記念写真を撮る。
水平線上に雲が乗っかていたので、ほんとギリギリだった。ふぅ。

新幹線に乗ればこの日のうちに帰れたのだけど、あえて健康ランドにご一泊。
健康ランドに4連泊ということになったけど、何気に初めての経験かも知れない。
【本日の記録】
総走行時間: 8h21m
総走行距離: 158km

<<旅のまとめ>>

【5/2の記録 米原~敦賀~福井】
総走行距離: 148km
【5/3の記録 福井~東尋坊~高岡】
総走行距離: 166km
【5/4の記録 高岡~親不知~直江津】
総走行距離: 173km
【5/5の記録 直江津~柏崎~新潟】
総走行距離: 158km
【5/2~5の記録】
総走行距離: 645km
日頃走っていなくても160km/dayは走れることを実証できた有意義な旅だった。
ただ、海岸線沿いの平坦路を走り続けるのはどうしても飽きる・・・。
今度は山に行きたいなあ。
ということで、7月の連休に山へ行ったのだった。
北陸の旅、おわり。
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