親不知越え ~北陸の旅 その6

新潟県に突入してすぐに現れた市振の道の駅に立ち寄る。
さっき昼飯食べたばかりなので、飲食目的というわけではなく
これから通ることになる親不知の道の歴史をちょいと勉強。

親不知の道には四世代あって、以下のようになっている。
第一世代の道は、海岸線に沿って波打ち際を歩く道。
第二世代の道は、明治天皇の巡幸を機に作られた道。
第三世代の道は、第二世代の断崖絶壁をトンネルで避けた道。現在のR8。
第四世代の道は、トンネルと橋で険しい地形を華麗に切り抜ける道。北陸道。

親不知という名前の由来となったのは第一世代の道で
断崖と波が険しいため、岩場に身を隠し高い波をやり過ごしながら
時には一気に走り抜けて行かねばならなかったので
親は子を、子は親を省みることができない程だった、だからだとか。
昔の人達が命がけで通った道か・・・。

1IMG_2988.jpg
で、その第一世代の道(というか海岸線)と、これから通ることになる第三世代のR8を一望。
・・・あれ?ほとんどシェッドに覆われているじゃないかorz
シェッドってgoogleマップでは確認できないのね・・・。

GW中だからなのか、それほど大型トラックは走っていなかったものの
中途半端に明かりの差しこむ薄暗いシェッド内を、ライトを点灯して走る車が少ない。
なので、かなり慎重にそして緊張しながら走る。

1IMG_3011.jpg
天険トンネル手前で、「自転車はこちら」と促されて第二世代の道へ。
70年代に第三世代の道が出来て用なしとなった今は、遊歩道として整備されて残っているようだ。
距離は1kmもない短さだけど、シェッド続きのR8から逃れることができ、
親不知の景色を安心して楽しめる、自転車乗りにとってはオアシス的な道だった。
かつては天下の険と呼ばれた場所なのに、なんだか不思議な感じ。

1IMG_3009.jpg
遊歩道からこの先進むべき道を望む。
相変わらずシェッドが続く・・・。
奥には、海上を走る第四世代の道も見えた。

1IMG_3031.jpg
天険トンネルからは下りだったので、あっという間に親不知駅。
なんとか事故に合わずに親不知を通り抜けられた。
ここから先は子不知となるけど、
こちらは初めのトンネルさえ切り抜ければ大丈夫だった。

1IMG_3042.jpg
子不知を過ぎて、ようやく道を選んで走れる状況になったので
R8を避けて生活道路?を繋いで進む。

日差しは暖かくて気持ちいいのにウィンドブレーカーを脱ぎづらい。
富山県では感じなかったけど、やはり一山越えたせいなのか、風が冷たくなったようだ。
遠くに見える山には白いモノも見えるし、これが北陸の春ってやつだろうか。


つづく。
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