今、千葉県で国体が開催されている。
国体そのものにはあまりいいイメージは抱いていないけど
普段慣れ親しんでいないスポーツを観戦するのにはいい機会だと思う。

ということで9/29、松戸競輪場にやってきた。
ここでは9/27?30の間、自転車トラック競技が開催されている。
UCIのトラック世界選手権はテレビで何度か見てはいるしある程度はルールも知っている。
が、テレビで見ててもいまいち競技の面白さが伝わってこないので、一度生で観たら変わるんじゃないかと。
(ほんとは全日程を見てやろうかと思ってたのだけど、天気のいい日はこの日だけ・・・)

初めてのトッラク
レース観戦なわけだけど
競輪場に入ること自体も初めてだったりする。
バンクは1周333m(いわゆるサンサンバンク)なのでこじんまりとした感じ。
まあ、400mバンクも見たこと無いのでなんとも言えないけど。
スタンドは沢山あるが、一般観戦席は3コーナー?4コーナーとメインスタンドの一部のみ。
とりあえず4コーナーあたりに腰をおろして観戦。

ポイント
レース予選では多重落車発生。
トラック
レースのスピードで落車して擦りむいたら痛いし熱いだろうなあ・・・。
しかし、雨の日の
レースは落車続出で大変だったのではなかろうか。

4km速度競走なる競技を初めて見る。
ロード
レースのアタック合戦みたいな展開や
半周するごとに係員が旗を振ったり、その旗を旗立てに掲げたり
予備知識無しに見てたらなんのことやらわからなかったので、その場でルールを勉強。
速度競走とは・・・
日本独特の競技で、ホームとバックのラインで定められた回数を先頭で通過しなければならないという「先頭責任」とよばれるルールがあり
この先頭責任を規定回数クリアしてない人が上位着順になっても、先頭責任を規定回数クリアしている者より着順が下になる。
また、先頭責任が完了していないもの同士でも先頭責任を取っている数が多いほうが上位になる。
単純に先頭ゴールすりゃ勝ちとはいかないので、駆け引きが生まれる。
スタート直後に先頭責任を稼ぐ人や
終盤に集団から抜きでて一気に規定回数クリアしてそのままゴールを狙う人とか
4kmと短い距離ながら
レースが常に動いているので観ていてとても面白い。
ただ、選手は大変そうだけど。

女子のチームスプリント。
公式競技ではなく、種目紹介というかたち。
そういや、自転車競技は男子のみしかないのね。

ケイリン。
先頭に電アシロードがいるのは選手ではなく先頭誘導員。
ケイリンやスプリントは先にゴールした人が勝ちなルールなので分かりやすい。
スプリントは一対一の駆け引きが面白く、
ケイリンは位置取り合戦が面白いと思った。


日程の後半は4km速度競走とポイントレースの決勝。
少年の部、成年の部と2回ずつ見れた。
特に面白かったのは成年ポイントレース決勝。
中盤に4人が一周ラップして、この4人が俄然有利となるが
ラップする前に2人が集団から抜けだして先頭になり、
そのまま逃げ続け最後までポイントを取り続けて逆転。
僕が観戦してた席の近くで、優勝した福島県窪木選手の監督?が大声で指示を飛ばしてたので
レースの戦況をぼんやりながらも把握できたのが、面白さを倍増させた理由。
(ガラパさんも実況してるんだけど、音が反響して聞こえなかった)
ポイントレースは点数を付けながら見てないと状況を把握できないのが難点だと思った。
てな感じで、おもいっきりトラックレース観戦を堪能。
つまらなかったら途中で帰って流鉄を観に行こうかなと思っていたけど、最後まで観てしまった。
ただ国体に関してはいくつか気になる点が。
少年の部はほぼインターハイ状態で、わざわざ国体でやる意味が無いような気がする。
また、一般観戦者が少なく内輪ノリ的な感じがした。
これは平日開催で且つマイナースポーツというのがあるのかもしれないけど。
午後になり雨が上がったのでクロスバイクでちょこっと走る。
スカイツリーを定点観測する。

ぴーんと伸びたクレーン。風強かったっけ?
荒川ロックゲートの上に登ってみる。

河川敷は水たまりだらけ。
葛西臨海公園を経由して旧
江戸川へ。

妙見島のごちゃごちゃした感じを見て和む。
そして新中川へ。

屋根上に伸びるいくつものアンテナが
夕暮れに飛び交うトンボの群れのように見えて
なんとなくセンチメンタル
と、スーパー・ポエム・タイム。
今月は(も)まったりしすぎて、全然走ってないな・・・。